このページでは、HideHeliotropeジョアン成原、Hide With Bossaが今までカヴァーした曲を、このホームページでの初出が新しい順に、ライナーノーツを付けて行きます。


'05年11月12日 Hide ( "10 years after" で初の、ワンマンソロライヴです!)

♪When I Grow Too Old Too Dream ( Linda Ronstadt
(リンダ・ロンシュタッド)):
彼女の1976年の名盤、"Living In The USA" (日本語のタイトルは、
「ミス・アメリカ」)の収録曲です。1935年に公開された映画、「春の宵」
(原題: "The Night Is Young" )の主題歌だそうです。当然リンダ自身も、
リアルタイムでは知らない曲でしょう。素晴らしいバラード・ナンバーです
(「スロー・ワルツ」とも言いますか)。皆さんも、是非一度「ミス・アメリカ」、
お聴き下さい。

こういう長い間の憧れだった曲をやるたびに、「ああ、音楽やってて
よかったなあ!」と思ってしまいますね。

ちなみに「ミス・アメリカ」は、僕が初めて買ったLPです。初めてで
あんな素晴らしいアルバムに出っくわしたのは、何と言う幸運かと
思いますね。神様に、ただひたすら感謝。

もう一つちなみに、八神純子さんの「夢見る頃を過ぎても」という曲が
あるようですね。実は、この曲の邦題が同じです。きっとパクリでしょうね
(苦笑)。



'05年5月7日 Hide With Bossa

♪Chega de Saudade (A.C Jobin):
「想いあふれて」と言う日本語の、また「ノーモア・ブルース」と言う英語のタイトルが
あります。ボサノヴァの歴史は、この曲から始まったと言っても過言ではないでしょう。
1958年、かのジョアン・ジルベルトは、このジョビン作品をシングル盤で発表しました。
以前から、いつかは歌いたかった憧れの曲です。もちろん、ボサの名曲です。

♪天使の絵の具(飯島真理):
劇場用アニメ「超時空要塞マクロス」のエンディングテーマです。映画では、
ヒロインのライヴァル?(ヒロイン?)のアイドル歌手・リン・ミンメイが
(飯島さんは、この人の役で声優もしています。何という才能!)、
足でカウントを取ると、この曲のイントロが始まるのです。実に心憎い
演出ですね。

♪桜(河口恭吾):
一曲くらい最近の曲もやらないと、年寄り扱いされるんでやりました。と言うのは
半分冗談で、'04年の大みそかの紅白で、河口さんがこの曲をギター1本で歌っていて、
それがすごく良かったので、取り上げようと思いました。原曲はバラードですが、
かなり速めのボサで料理してみました。

♪Tristeza:
サンバの名曲ですが、ボサノヴァでもアストラッド・ジルベルトとかがやってます。
僕は、クレモンティーヌ風のアレンジでやってみました。と言うか、ポルトガル語では
この人のしかいいお手本がなかったので(彼女はフランス人ですけどね)。
実にノリのいいナンバーですが、僕の歌と演奏が、そのノリのよさを引き出せたか
どうかは...。



'04年10月2日 Heliotrope

♪五線紙(竹内まりや):
1980年のとても懐かしい、ジャジーでかつシブいナンバーです。昔から、是非ともレパートリーに入れたい曲だったんですが、とうとう夢がかないました。
詞の内容は、メッセージフォークの時代を懐かしむものです。僕はリアルタイムでは知らない時代ですが、とてもあこがれます。



同日 Hide

♪Proud Mary (Creedence Clearwater Revival
(クリーデンス・クリアウオーター・リヴァイヴァル、以下 "CCR" )):
昔のアメリカのバンドですが、彼らの代表曲です(他には、最近何かのCMに使われてた、「雨を見たかい」とかも有名ですね)。'68年の12月にリリースされ、全米2位、イギリスのチャートでも8位にランクインしました。ノリのいい8ビートの曲です。詞も楽天的で、実にいいですね。植木等さんの、「♪金のないやつは俺んとこ来い」のノリです。

ちなみに昔NHKで、「エド・サリヴァン・ショー」という、昔のアメリカのテレビショーの録画を放送していました(司会は黒柳徹子さんがメインで、荻野目慶子さんとデイヴ・スペクターさんがサブでした)。ビートルズとかストーンズとか、サミー・デ-ヴィス・ジュニアとか、きら星のようなスーパースター達が出ていたすごい番組でしたが、CCRもこの曲で出ていたのを思い出します。



'03年11月29日 ジョアン成原


♪Wave (A.C.Jobim(アントニオ・カルロス・ジョビン)):
ボサノヴァの超名曲の一つです。ジョアンは、アストラッド・ジルベルトスタイルで(つまりまずポルトガル語で、それから英語で)歌いました。

♪O Amor Em Paz (A.C.Jobim):
ボサノヴァの名曲です。「過ぎし日の恋」という、日本語のタイトルがついてます。実に物悲しくて、かつ美しい曲です。

♪Ela e Carioca (A.C.Jobim):
これもボサの名曲ですね。「彼女はカリオカ」という、日本語のタイトルがついてます(「カリオカ」とは、「リオデジャネイロの人」ということです)。イントロはボサの世界では、かなり有名です。この曲も、アストラッド・ジルベルトスタイルでやりました。



'03年5月31日  Hide

♪I'm Not In Love (The Pretenders(ザ・プリテンダーズ)):
もともとは、”10cc”という人たちの、昔のヒット曲です(10ccのヴァージョンは、映画「ガールズ」で使われていました)。一方、The Pretendersのヴァージョンは、これまた映画「幸福の条件」で、使われています(昔ラジオでオンエアされてましたが、原盤を探すのは、実に大変でした!)。僕の大好きな曲です。

♪If It Makes You Happy (Sheryl Crow(シェリル・クロウ)):
Sheryl Crowという人は、ジョニ・ミッチェルの知性と、リンダ・ロンシュタッドの華を兼ね揃えた人だと思います。原曲はロックバンドのバックですが、アコースティックで料理してみました。



'02年11月30日 Heliotrope

♪Change The World (Eric Crapton(エリック・クラプトン)):
某自動車会社のCMで、有名になった曲です。Helioのライヴは、一曲目にカヴァーをやるのが恒例なのですが、何をやろうかと迷っていました時、、サイドギターの原義人が、練習中にこの曲のイントロを弾きだして、「よし、それをやろう!」と即決しました。



'02(平成14)年11月2日 ジョアン成原

♪O Barquinho (R.Menescal(ロベルト・メネスカル)):
ボサノヴァの名曲です。「小舟」という日本語のタイトルがついてますが、その名の通り軽快で、実に楽しい曲です。

♪思い出は美しすぎて(八神純子):
以前彼女が、TVでこの曲を、ガットギター一本のバックで、ボサ風のアレンジで歌っていました。これがもう、涙が出るくらいカッコよかったので、ジョアンにもやらせてみました。

♪Smells Like You (今井美樹):
某チョコレートのCMで、使われていた曲です。原曲もボサ風なので、アレンジの腕が見せられず、その点は少し悔しいです。ちなみに作曲は、彼女の夫・布袋寅康さんです。布袋さんって、本当に才能があるなと感心しました(当たり前ですか)。



'02年6月22日 Hide


♪夢の中へ(井上陽水):
言わずと知れた、彼の代表曲です。フォークシンガーのくすきしんいちさんと、以前ジョイントした時、僕ら両方が好きそうな曲を探していると、この曲に行き当たりました。

♪Both Sides, Now (Joni Mitchell(ジョニ・ミッチェル)):
彼女の代表曲です。「青春の光と影」という、日本語のタイトルがついてます。「私には人生の事なんか、何にも分かっちゃいないのよ」という詞が、僕はとても好きです。この曲は、映画「いちご白書」にも登場しますね。

♪This Land Is Your Land (Peter, Paul, and Mary(ピーター・ポール&マリー)):
元々は、ウディー・ガスリーという、フォークの元祖みたいな人の曲です。アメリカ賛歌です。原曲には、「アメリカの西の端から東の端まで」みたいな詞があるのですが、僕は日本人なので、詞をそこだけは、「沖縄から千島諸島まで」と変えて歌ってます。



'01年10月27日 Hide

♪Can't Help Falling In Love (Elvis Presley(エルヴィス・プレスリー)):
彼の代表曲の一つで、とても美しいバラードです。プレスリーという人の声には、すごく「説得力」がありますね。歌い手としては、是非ともこうありたいものです。



’01年8月11日  Heliotrope

♪Volare (The Gipsy Kings(ザ・ジプシー・キングス)):
某ビール会社のCMで有名ですね。もともとは1958年の、イタリアのヒットソングです。The Gipsy Kingsは、ご存知の方も多いでしょうが、彼ら一流のフラメンコ風アレンジでやってます。



同日 ジョアン成原

♪And I Love Her (The Beatles(ザ・ビートルズ)):
とても美しい、アコースティック・ナンバーです。原曲よりテンポを落として、スロー・ボッサで料理してみました。かなり昔からやってます。

♪真夏のサンタクロース(渡辺美里):
ジョアンも僕も、美里さんは大好きなので、是非ともレパートリーに入れたいと思ってました。原曲は詞も曲も大好きなのですが、アレンジが今ひとつ好きになれなかったので、この曲を選びました。

♪駅(竹内まりや):
彼女の代表曲の一つです。もともとは、某アイドル歌手に提供する曲だったらしいですが、山下達郎さんがその人の歌が気に入らなかったので、まりやさんに自分で歌うように言ったらしいですね。

♪星降る夜に(大塚純子):
"Tears" という曲一曲で消えて行った人ですが(失礼!)、かくれた名曲を取り上げてみました。原曲はスローな、かつ壮大なバラードですが、速い目のボサに料理してみました。

♪Overjoyed (Anna Caram(アナ・カラン)):
もともとはソウルの大御所、スティービー・ワンダーさんの曲ですが、彼女はこれをボサにアレンジして、天上の音楽に仕上げています。ジョアンでは、とても天上の音楽にはならなかったようです(笑)。まあ才能の差でしょうね(当たり前ですか)。

♪Garota de Ipanema (A.C.Jobin):
「イパネマの娘」という、日本語のタイトルがついてます。ボサノヴァはもちろん、全ポピュラー音楽史上に、永遠に輝く名曲です。アストラッド・ジルベルトスタイルで、ポルトガル語と英語両方で歌いました。

♪Corcovado (A.C.Jobin):
これも「イパネマの娘」には及ばないかも知れませんが、、ボサの超名曲です。「コルコヴァード」とは、リオデジャネイロを象徴する、山上のキリスト像のことです。「あなたに出逢って、僕は初めて知った、幸福の本当の意味を」という詞が、僕はとても好きです。