"Heliotrope" (以下 "Helio") とは、僕Hideが小さい(つまりドラムス等のいない)、どちらかと言えばアコースティックな編成で歌うグループの事です。

初めてHelioが人前に出ましたのは、’93年の事です。この時は二人のギタリストと、京都の "Other Side" と言うライヴハウスに出ました。このグループは、これが最初で最後のライヴになりましたが、’96年から’97年までは、ピアノの人と二人でまたHelioを再興し



(’96年の1月と2月だけは違うピアニストでした)、京都と大阪を又にかけて、ほとんど月イチでライヴをしまくりました(但し’97年からは、プライヴェートライヴも含めてですが)。この時の音は、「試聴室」で試聴も可能です。もしよろしければ。

’98年は、Helioは沈黙しておりましたが(メンバーがいないので)、’99年ギタリストと二人で再々興(?)し、大阪の "Crap" と言うライヴハウスで、2回ライヴをしました。12月に諸般の事情から解散し、いよいよ最後のギタリストの一人、原義仁(以下「相棒」、写真下)を迎えます。



’00年の8月に、大阪は松原市のLiestickというライヴハウスで、旗揚げライヴを行いました。12月にももう一回ライヴをしています。僕のいつものお客さんも、新しいお客さんも、相棒のお客さんも、そしてLiestickの常連のお客さんも来て下さって大盛況でした。お客さんとマスター、またスタッフの皆さん、どうも有り難うございました。なお11月には、京都の「ぐるぐるかふぇ」でもライヴを行いました。

’01年の1月には、ベースの堀野慶次が新加入しました。



’01年の8月11日にLiestickで、ゲストドラマーに青木香を迎えてライヴをやりました(ドラムスはいないと言いましたが、まあ固定メンバーではないので許して下さい)。お忙しい中、またうだるような暑さの中、いつものお客さんに加え堀野のお客さんもいらして下さり、満員でした。この場を借りまして、お礼を申し上げます。誠に有難うございました。曲目は、以下の通りです。

1.Volare (The Gipsy Kings)
2.想い出のSummer Days (以下全てオリジナル)
3.遠くに在りて君を想ふ
4.The Torch Song
5.Babylon
6.Long Distance Love Call
7.ここへおいで
Encore:Memories

(曲の詞とセルフライナーノーツは、「Hide詞集」のページをご参照下さい)

その後青木香が脱退し、打楽器奏者が全然見つかりませんでしたので、堀野にリードギターに回ってもらい、僕が歌の傍ら下手なタンバリンも叩いて、 '02年の11月30日に、Liestickでライヴをやりました(詳細は「ライヴレポート」をご参照下さい)。



さてよくある質問ですが、「一体そもそも、Helioという言葉はどういう意味なのか?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。Helioとは、日本語で「キダチルリソウ」と言う、紫の花をつける草のことです(このページのバックの色です)。またその紫色のことでもありますし、その花から採れる香水とその香りのことでもあります。

どうして花屋さんや絵描きさんでもなければ調香師さんでもない僕が、Helioの事を知っているのか不思議に思われる方もいらっしゃるでしょう。実はこれは漫画から得た知識でして、昔柴田昌弘さんと言う漫画家の方が、大好きだった頃がありました。SFをメインに、冒険物とかホラーとかを書いていた人ですが、この人の代表作に「赤い牙」というのが有ります。超能力を持った女の子が、悪の組織に挑む話ですが、単なる勧善懲悪ものではなく、社会の矛盾への批判やラヴストーリーや、いろいろな物が織り込まれた感動巨編です。もし宜しければ文庫化もされてますので、一度お読み下さい。決して損はないと思います。

話がそれましたが、この赤い牙に登場するブティックの名前が、Helioだったんです。それからというもの、いつかこれをグループ名に使ってやろうと思っていました。そして’93年に、夢がかなったわけです。

話を元に戻しましょう。残念ながらHelioは04年11月のライヴを最後に、各メンバーの業務多忙等の理由で、活動停止状態です。多分、もう皆様の前に出る事はないでしょう。

それでは、他のページも宜しければご高覧下さい。