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     歌う医学博士・Hideが行く
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  Vol.74. コットン・ファームより愛をこめて(ボサノヴァ講座・特別編その6)
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こんにちは。Hideです。


まずは前回のアンケートにご協力下さった方々、どうも有り難う。

いつものcaptainUMEさんからは、

> 日帰りで横浜ヘ、それも精力的にあちこち回って、お元気ですネ

とのメッセージも頂いた。いつも有難う。まあこれでも、まだ一応30代ですので。
今から動くのがおっくうなようでは、ちょっと先が思いやられますしね。


さて先週の土曜からの風邪が、まだ完全に治り切っていない。まだ痰が出るし、
のど痛も残っている。やはり夜遅くまで、スコッチを飲んでいるのがいけないのだろうか。
おかげでゴルフのお稽古も行けなかった(いつもは水曜に行っている)。まあ24日まで
ゴルフ(実際にコースを回る方)はないし、ちょうどいいのかも知れない。

ただ幸いな事に、ボサノヴァは高音を張る必要がないので、何とか細々ながら
弾き語りの練習はしている。ジョアンの(もちろんジョアン・ジルベルトでなく
ジョアン成原の(笑))プロデュースをするからには、自分も練習せねばならないので。


話は変わるが、この間SPA!を読んでいると、前TVタックルにも出ていた医師の
うみはら純子女史が、「医学博士とシンガー、2つの顔を持つ」と紹介されていた。
強力なライバル登場だ(再び笑)。

しかし先に、「歌う医学博士」を名乗ったのは僕なので、もし裁判になったら、
皆さん証人になって下さい(三たび笑)。


もう少し雑談を続けよう。3日の朝日新聞によると、小泉首相が「自衛隊は国軍というか、
侵略を阻止する基本的な集団だ。自衛隊が軍隊だというのは常識でしょう」と
述べた上で、「(自衛隊が)憲法違反だと議論が出るような表現は改めた方がいい」
として、憲法9条改正の必要性を改めて指摘したそうだ。さらに「非武装中立で
軍隊がなかったら侵略されてどう守るのか。訓練も装備もなく市民に戦えというのか。
こんな無責任な政治はない」とも語ったそうだ。

小泉さんも、たまにはまともな事を言う。僕はどんな人の言う事でも、評価すべき点は
する主義だ。そうでないとフェアではない。評価すべきでない事を言えば、あるいは
口で立派な事を言っても、実行が伴わなければ、それに反対すればいいだけの話だ。

ただそれでも僕は、明日は(そしておそらくこれからも)自民党には投票しない。
理由は前回言った通りだ。

前回の補足をしておこう。医者が仕事をしにくい世の中は、患者さんにとっても
いい世の中ではない、生きやすい世の中ではないはずなのだが。そしてそれは、
患者さんになり得るおそらく全ての人たちにとっても、同じはずなのだが。

以前にも書いたが、結局医療は票にならないという事なのだろう。政治家というのは、
基本的に票にならない事はしない人種なのだから。

だから僕等医療者が、もっと票になるために、頑張って行かなければならないのだろう。

このメルマがそのための、ごくごく小さい一助にでももしなれば、僕にとっては
望外の喜びだ。

これも以前にも言ったが(いきなり話が大きくなるが)、かのジョン・レノンだって、
「イマジン」という歌を歌ったからと言って、それでいきなり戦争がこの世の中から
無くなるとは、まさか思ってはいなかっただろう。

僕は、医療界のジョン・レノンになりたい。


雑談が長くなったが、そろそろ本題と行こう。

トイレに行く途中、階段を下りると、立て札が立っていた。

貼っている白い紙を見ると、「アーティスト側の要請につき、エアコンは切っています」
とか、「開演は遅れる事があります(まさにその通りになった!)」とか書いていた。

ちなみにエアコンを切っているのは、ラテン音楽雑誌 "LATINA(ラティーナ)" の
11月号によると、エアコンがうるさいからではなく、ジョアンが声帯の温度変化を
極度に嫌うかららしい。さすがは、妥協を許さぬマエストロ(巨匠)だ。

これもラティーナによると、11日の東京公演はかなり暑かったそうだが、
横浜はそうでもなくてよかった。

トイレで汗まみれのポロシャツを、買ったばかりのTシャツに着替えた。暖くて、
実に気持ちいい肌触りだった。なかなかいい素材を、使っていそうだと思った。

トイレから出ると、カイピリーニャ(僕のHP

http://www.helio-trope.com/

の、「メールマガジンバックナンバー」の、「Vol.49. 医療への株式会社参入考
(その2)」
を乞うご高覧)でよく会う人に会った(まだお名前を聞いていないか、
聞いても忘れたかどっちかです。ゴメンナサイ)。彼によると、カイピのマスターや
奥さん、そして常連のみんなが、一団になって座っているそうだ。

ただ僕は、ジョアンをもうすぐ生で観れる事を思うと、緊張の余りとても、
フラフラ席を離れてうろつく気にはなれなかった(再びゴメンナサイ)。

そういうわけで、再び席に腰を下ろすと(一階席のステージから見て左側、
真ん中よりやや後ろだった)、ひたすらパンフを読んでいた。


このあたりで、続きは次回。悪しからず。



最後まで読んでくれて、本当に有難う。ご意見、ご感想、ご質問等は

hide@helio-trope.com

までどうぞ。「こんな話が聞きたい」というリクエストも大歓迎だ。
(ここで紹介させてもらう事が有るので、それを希望されない方は
乞うご明記)


それとくどいようだが、このメルマのバックナンバーが、僕のHPで読めるので、

http://www.helio-trope.com/

の、「メールマガジンバックナンバー」を乞うご高覧。デワマタ。