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     歌う医学博士・Hideが行く
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  Vol.79. 史上最大の奇跡(ボサノヴァ講座・特別編その8)
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こんにちは。Hideです。


まずは前回のアンケートにご協力下さった方々、どうも有り難う。


ゴルフは15日はダメだったが、22日には96と自己ベストを更新した。
1年2ヶ月のスランプは、次の飛躍への準備だったのかも知れない。

100切りという一大目標を達成したし、今度は以前からKー1が好きだったので、
キックボクシング等を始めてみようかとも思ったのだが、友人から「足を折るぞ」と
言われてなるほどと思ったし、音楽をやるヒマがますます無くなるのでやめる事にした。

まあゴルフが、その分上手くなるよう頑張ろう。


音楽と言えば、いつものライヴハウスに連絡がつかない。その他いろいろこみ入った事情も
あるので、僕や僕のグループを使って下さるライヴハウスや、
対バン(あるいは「対人」)に使って下さるアーティストの方を募集中だ。

hide@helio-trope.com

まで、乞うご一報。

またグループの方で、パーカッショニストの方もこりずに募集中だ。初心者歓迎だが、
やる気とリズム感は重視する。金曜の夜、隔週で富田林市に来れる方、
ご連絡お待ち申し上げます。


病院の方では、なかなかとんでもないのが来た。

Vol.40で書いた通り(僕のHP

http://www.helio-trope.com/

の、「メールマガジンバックナンバー」の、Vol.40. 私の中のジョビン
(ボサノヴァ講座中級編・その4)を乞うご高覧)、とかくヤクザ者というのは
──全てではなかろうが──、テメエの無礼三昧振りは棚に上げて、人の事は一人前に
言いたがるものだが、驚くなかれ、こやつやこやつの「女」に対して、
「エラそうだ」という事を、最初から最後まで僕の前で怒鳴り散らした!...、。
しかも何が気に障ったのか、僕とこやつの間にあったテーブルを蹴飛ばした!!...。
もうどうしようもない。

こういうのを見るにつけ、こういうクズどもを、僕らが汗水たらして納めた税金で
養っているのかと思うと(どうせ生保なのだろう)、全く税金を払うのがアホらしくなる。

ちなみにこのバカは、もう一回しょうこりもなく来た後(よっぽどヒマなのだろう。
うらやましい限りだ)、今度は筋違いにも、保健所にねじ込んだらしい。
なかなかお笑い草だ。どうやら死なないと治らないようだ(死んでも治らないか)。

どうやらあの病院も、そろそろ潮時のようだ。もうつける薬がない。
もうすぐ常勤を止めるので、その機会に足を抜こう。


それでは不愉快な話題はこのくらいにして、本題に入ろう。ボサノヴァ講座・特別編を、
3ヵ月半ぶりに再開だ(もし宜しければ、Vol.69から75を、今一度ご高覧下さい)。

会場に女性の声で、アナウンスが響き渡った。確かこんな内容だった。

「アーティストは、ただいまホテルを出て、会場に向かっております。
大変申し訳ございませんが、今しばらくお待ち下さい。」

会場を、失笑とため息がおおった。まあある程度は、予想していた事だ。

とにかくジョアンという人の行動は、予想がつかないのは僕も知っていた。
詳しくはVol.35. ボサノヴァ講座・初級編 (完全版)をご参照頂きたいが、彼はその奇行癖でも
知られている。Vol.35のズボンの話も、コンサートの日だったので、
開始に遅れたそうだ。またパンフレットには、2000年にあるフェステバルに
出演したとき、ホテルの部屋を出た直後に、「違う眼鏡をかけてきてしまったのに
気づいた。戻ろうとしたら、ルーム・キーを部屋の中に置き忘れてきたのに気づいた」
ため、1時間以上遅刻したらしい(ホテルのスタッフに言えばすむ事のように思うのだが)。

だから、僕のグループ "Heliotrope" のギタリストの堀野も言っていた。
「現れるまでは、安心は出来ないだろう」と。

まあジョアンの名誉のために言っておくと、それは今は亡きホロヴィッツとか
カラヤンとか、そういう巨匠たちについても言える事だが。

ちなみにもう一人のギタリスト・原義人は、「ちゃんと契約があるのだし、
現代なのだから、スッポカシとかはさすがにしないだろう」と言っていたが。

原の言葉通りである事を願いつつ、引き続き椅子に座ってパンフを読んでいた。

5時半頃、2回目のアナウンスが響いた。こんな内容だった。

「アーティストは、会場に到着しましたが、ただいま準備中です。今しばらく
お待ち下さい。」

ため息が再び会場をおおったが、さっきよりは少し安堵が混じっていたように聞こえた。

5時45分頃、1ベルが鳴った。僕の胸の鼓動が、早鐘のように打つのを感じた。

5時50分頃、会場の照明が落ちた。ステージがライトアップされた。

上手から、スーツとネクタイに身を包み、ガットギターを携えて、
ブラジル音楽史上最大の奇跡が、その姿を現した。


ジョアンが登場したところで、続きは次回。お楽しみに。



最後まで読んでくれて、本当に有難う。ご意見、ご感想、ご質問等は

hide@helio-trope.com

までどうぞ。「こんな話が聞きたい」というリクエストも大歓迎だ。
(ここで紹介させてもらう事が有るので、それを希望されない方は
乞うご明記)


それとくどいようだが、このメルマのバックナンバーが、僕のHPで読めるので、

http://www.helio-trope.com/

の、「メールマガジンバックナンバー」を乞うご高覧。デワマタ。