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歌う医学博士・Hideが行く
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Vol.82. カリスマは静けさの中に(ボサノヴァ講座・特別編その11)
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こんにちは。Hideです。
まずは前回のアンケートにご協力下さった方々、どうも有り難う。
実に3週間ぶりのメルマになってしまった。ただこれから4回は、しばらく日曜のゴルフが
ないので、週刊出来そうだ。乞うご期待。「ボサノヴァ講座・特別編」にも、何とかけりを
つけたいものである。
ゴルフはと言えば、100台で足踏み中だ。早くコンスタントに、100を切れるように
なりたいものだが。まあ練習しかないのだろう。キックボクシングを始めるどころの
騒ぎではなさそうだ。
キックを断念したのは、小学生の頃骨折した左のけい骨(この字は変換が出来ない。
すねの骨の事だ)が、未だに痛むことがあるので、再骨折が怖いのもある。
キックを実践する事で、K-1の選手の事をもっとよく知ることが出来るのではないかと
思ったが、どうやら夢に終わりそうだ。
久しぶりに、自分の音楽の話をしよう。僕のグループ・"Heliotrope" が、やっとまた
動き出した。今回は新曲ならぬ「旧曲」のおさらいとブラッシュアップから始め、
あえてライヴの日は設定していない。出し物が全部出来上がるめどがついた時点で、
ブッキング(ライヴハウスに出演予約をする事)する予定だ。新しいライヴハウスの
あても、やっとついた。ブッキングしたらまた告知するので、乞うご期待。
ちなみにグループは、曲数がまだ少ないので、僕のソロライヴとジョイントでやる予定だ。
病院の方では、相変わらずただの風邪なのに「2週間分薬をくれ」とか言うような、
非常識な患者さんが多い。まあ非常識な病院には、非常識な患者さんが集まるという
事だろう。
困ったものだが、しかしあのどうしようもない病院も、あと3ヵ月半を切ったので、
もうだんだんどうでも良くなってきた。だからもう、看護婦さんや事務員さんが
どんなに無能でも、気にならなくなってきた。先が長いと、何とかせねばならないと思うが。
まあその方が、あの人たちもうれしいだろう。
今までの病院でも、「ああ、辞める前はこんな感じだったな」と、何だか懐かしく
なって来る。今の病院で仕事し出してから、もう2年半足らず経つので、忘れていた感触だ。
で先週と今週、次の病院候補の面接に1件ずつ行って来た。
前者は、例の病院チェーン "T" の総本山だ(僕のHP
http://www.helio-trope.com/
の、「メールマガジンバックナンバー」の、「Vol.52. アントニオの歌
(ボサノヴァ講座中級編・その10)」を乞うご高覧)。
その日に勤務日と待遇と、業務内容が決まった。なかなか素早い。院長が僕に握手を
求めたので、握り返した。
ただ「9時から外来なので、8時半来い」というのが、余計なお世話だとは思ったが。
着替えるのに、30分もかかるわけはなかろう。
それと胃カメラがあるから、やっと普通の給料だというのも、引っかかる。
胃カメラをクビになったら困るので、返事は保留にした。
後者の話は本題を書く時間がないので、また次回にしよう。悪しからず。
それでは本題。
コンサートが進むにつれて、僕はある事に気がついた。
ジョアンは、歌以外は一声も発しないのだ。MC(曲の間に入れるしゃべり)は一切せず、
ただひたすら、黙々と、次々と曲を弾き語っていく。
それはあたかも、クラシックのコンサートのようだった(とは言え、クラシックに
弾き語りはないはずだが)。
僕の高校の音楽教師が、こんな事を言っていた。
正確には昔の事なので覚えていないが、「ポピュラーのコンサートでは、歌手や奏者が、
『この曲はこういう曲なんですよ』という事を、演奏の前に解説したりするので
分かりやすいが、クラシックはそれがないのでとっつきにくい所がある」みたいな話だ。
確かに、それは一理あるだろう。まあもちろん、「一曲やって、はいMC。一曲やって、
またはいMC。」というのも、いかにも「素人でございます」という感じで、
余りカッコよくはないが。
ちなみに僕のMCは、しつこいと言われる事もある。
そう言えば確か去年の秋、僕の知人のクラシックピアニストが(FLOPSYさんという。
この人のHPは、
http://rcland.hp.infoseek.co.jp/index.htm
だ。もし宜しければ、見てみて下さい)、チェリストのバックで出るコンサートに行った。
このコンサートでは、このチェリストが一曲ごとにまさにMCをやったりとか、
同時出演した声楽家が、自作の(詞のみ)曲を歌ったりとかしていて、こちらは逆に、
クラシックの人たちが、ポピュラー的なアプローチをするコンサートで、
まあ面白い試みではあった。
きっと今は、だんだんボーダーレスな時代になって来ているのだろう。まあクラシックも
ポピュラーも、いいと思う所はお互い、どんどん取り入れ合った方がいいのかも知れない。
ジョアンに話を戻そう。彼がMCをしないのは、もしかしたら英語がうまくないからかも
知れない。どうせ日本人相手に、下手な英語でしゃべっても余り通じないだろうし、
ましてやポルトガル語では、全然通じないという事なのだろうか(それはその通りでは
あるが)。
そう言えば、ブラジルでコンサートをやる時は、MCはするらしい(これは
カイピリーニャの常連の、弾き語りのシンガーの人が教えてくれた。この人のHPは、
http://ww35.tiki.ne.jp/~paulin/
を乞うご高覧)。
ちなみに今回のツアーのライヴアルバムが出たが(東京公演の録音だが)、少なくとも
「コンバンワ」だけは言ったようである。
まあこれは、ミック・ジャガーについても言える事だが、カリスマは余りしゃべらない方が
いいのかも知れない。ぼろが出ないように(ミックとMCについては、僕のHP
http://www.helio-trope.com/
の、「メールマガジンバックナンバー」の、「Vol.26. ポップスの王様にして
生ける伝説、ポール・マッカートニー」を乞うご高覧)。
長くなって来たので、続きは次回。乞うご期待。
最後まで読んでくれて、本当に有難う。ご意見、ご感想、ご質問等は
hide@helio-trope.com
までどうぞ。「こんな話が聞きたい」というリクエストも大歓迎だ。
(ここで紹介させてもらう事が有るので、それを希望されない方は
乞うご明記)
それとくどいようだが、このメルマのバックナンバーが、僕のHPで読めるので、
http://www.helio-trope.com/
の、「メールマガジンバックナンバー」を乞うご高覧。デワマタ。