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     歌う医学博士・Hideが行く
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  Vol.62. 週刊無期限中止&不定期刊化のお知らせ
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こんにちは。Hideです。


まずは前回のアンケートにご協力下さった方々、どうも有り難う。


それからジョアンのライヴは、来年の3月から4月頃、いつものLiestickで
やる事になった。乞うご期待。「1986...」も、もちろんやる予定だ。


さて今日は一つ、残念なお知らせをせねばならない。

結論から先に言う。大変申し訳ないのだが、今回から当分の間、週刊は中止させて頂く。
そして不定期刊にさせて頂く。

とは言っても土曜の午後診中以外、まとまった時間を取れるあては全くないので
(今日はその午後診さえ、忙しくてメルマを書く時間が余り取れなかったが)、
少なくとも今と同じ長さのものは、当分発行できないだろう。
事実上の休刊に近くなると思う。


直接のきっかけは、いつも午後診に来て下さる、ある患者さんの言葉だった。

この患者さんは、クリニックの2階から降りてきた僕に、ある日こうおっしゃったのだ。

「おくつろぎの所、どうもすみませんね。」と。

もちろん僕はこの患者さんに、僕はパソコンをいじるために午後クリニックに
来ているのではなく、患者さんを診療するために来ている事、ただ診療が暇だから、
上にいるだけである事を話したのだが、その後も同じ事をおっしゃったところをみると、
どうやら分かって頂けなかったらしい。

つまり僕は、このメルマを書くために、この患者さんをアンハッピーにしている事になる。

自分の患者さん──それも自分を信じて、ついて来て下さる患者さん──も
ハッピーに出来ない奴が、偉そうに天下国家を論じているなんて、
物笑いの種になりかねない。

そういうわけで実は、確か1周年&50回記念の前頃から、僕は引き際を考えていた。
だがその頃、せっかくぴよさんのおかげで読者の方も増えてくれたし、
もう少し続けようと思って、ここまで決断を引き伸ばして来たわけだ。


その患者さんの発言はあくまできっかけであって、他にも理由はたくさん有る。

まず午後診に一緒に入ってくれている、他の二人のスタッフ(会計担当と、
薬局担当の事務員さん)の皆さんの士気にもかかわる。

僕もいずれは、病院の方から足を抜いて行かねばならない。クリニックでの仕事は、
分かっている患者さんが多いのでやりがいは有るが、いかんせん患者さんがまだ多くなく、
収入もそうなると減る事が予想される。その度合いを少しでもましにするために、
そろそろクリニックの仕事に、もっと本腰を入れて行かねばならない。


次に音楽の方にも、もっと力を注ぎたい。というのはここ1年以上、オリジナルの新曲が
出来ていない。ただでさえ乏しい才能が、いよいよ涸渇して来ているのかも知れないが、
創作のエネルギーをこのメルマにとられているのも、ひょっとしたら原因かも知れぬ。

僕はミュージシャンであって、作家ではない。やはり文章ではなく、音楽で勝負せねば
ならない。また僕にはHelioの、現時点では唯一のソングライターとしての責任もある。


それからこのメルマを書き続けて行こうという意欲も、だんだん萎えてきた。
ボサノヴァ講座で何とか、自分自身の興味をつなぎ止めようとしたのだが、
どうやらそれもかなわかった。

はっきり言って、このメルマもかなりネタ切れ状態、マンネリ化になって来ていると思う。
このところ、「以前にも言ったが」とか、「○○については、バックナンバーを乞うご参照」が、
余りにも増えてきている。

まあもちろん、それだけたくさんの事を、今まで書いて来たという証拠でもあるだろうが。

なかなか本を読む時間も取れないので、このあたりでしっかり本も読んで、
充電したいと思うようになった。


まあそういうわけで、このへんで休ませて欲しい。かなり長い休みになると思う。

ただ決して「廃刊」ではないので、折に触れて筆をとらせてもらう事もあるだろうし、
いつか時間にまた余裕が出来れば、週刊復活や、もし無理ならせめて隔週刊か
月刊くらいは、可能になる事もあるかも知れない。

どうかその日まで、特に途中からこのメルマを読み始めて下さっている方は、
このメルマのバックナンバーが、僕のHPで読めるので、

http://www.helio-trope.com/

の、「メールマガジンバックナンバー」をご高覧頂きつつ、楽しみにお待ち頂きたい。
最初から読んで下さっている方も、こちらの方はさらにブラッシュアップしているので、
どこが変わっているか読み比べてみられるのも一興だと思う。

ボサノヴァ講座を、未完のまま放り出さねばならぬのは残念だが、しかし前回言った通り、
上級編の受講対象になるくらいのレヴェルの方なら、もう自分の音楽は自分で探せると
思うので、そうして下さい。たまにはスカをつかむ事もあるだろうが、それも人生だ。


今までこのメルマを応援して下さった皆さん、どうも本当に、有難う。そして、すみません。



最後まで読んでくれて、本当に有難う。ご意見、ご感想、ご質問等は

hide@helio-trope.com

までどうぞ(今回のそれについては、責任を持って公開でお答えする)。


デハマタイツカ。