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     歌う医学博士・Hideが行く
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  Vol.28. 神様、小野リサさんをどうも有り難う (ボサノヴァ講座初級編・その3)
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こんにちは。Hideです。


最初から愚痴になるが、とにかく今週は忙しい。8日は終日、休日診療所だし(市の
医師会の当番だ)、11日は予防注射だし、昨日は昨日で30日のライヴの打ち上げ
だったし(飲みすぎてまだ二日酔いが覚め切ってない。もう年のようだ)、今日は
第2土曜だから、例によってバイトの当直だ。

しかし頑張って稼がないと、ゴルフ会員権が買えないのでまあ仕方なかろう。
どこか一つはゴルフコースのメンバーに入っておかないと、ハンディがもらえない。
剣道や書道で言えば、段や級がもらえないようなものだ。


さて読者の方が、順調に減っている(笑)。まあ108という数が、そもそも
バブルだったのだろう。

しかしここで宣言しておくが、僕は読者の方が一人でもいて下さる限り、そして僕の中に
書きたい事がある限り(そしてそれが、人様に伝える値打ちがあると信じる限り)、
このメルマは絶対に廃刊しない。

もちろん土曜の午後診が忙しくなれば週刊は無理になるだろうし、その他の事情で
休刊させてもらうことも有るだろうが、僕自身のやる気がくじけない限りは、絶対に
廃刊はしない。細々とでも出し続けていく。

そう言えば以前ワールドカップの頃、サッカールールのメルマが有ったが、
ワールドカップ後の読者減が原因なのか、何の挨拶も無しに事実上廃刊した。

やはり挨拶もせずに廃刊というのは、読者の方に失礼というものだろう。一体読者の方を
何だと思っているのかと言いたくなる。いい反面教師としたい。


反面教師に話が来た所で、前回の「本ぎき」と「半ぎき」の話に補足をしたい。

以前本当にどうしようもない病院にいた(まあそういう病院しか働き口が無い方も
無い方だが)。本当は昔の上司や雇い主の悪口は、余り言いたくはないのだが、副院長は
外来と関係ない人達の前で、僕の外来診療について口汚くののしる「非常識人」だったし、
院長は院長で、僕がVol.18等で言った白衣の商人で(と言ったら商人の方に、「俺らには
商道徳が有るぞ!」と怒られそうだが)、なかなか物凄いボッタクリ診療をしていた。
それだけならまだしも、僕らにもボッタクリを強制するし、院内にタレコミ屋どもが
多数棲息していて(外来の婦長は特に、院長の茶坊主だった)、僕の一挙一頭足まで
全て上がっており、その度に院長に呼び出されては、細かい事をネチネチとあげつらって
(院長は麻酔科医だったので、内科医の僕にとってはピントはずれな事も多数有った!!!)、
僕をいたぶって下さった。

挙句の果ては、僕が糖尿病の患者さんにカロリーのない点滴をしていると、カロリーの
有るのに替えろとほざいたので、ここで僕はキレて辞表を叩きつけた(まあ今では、
踏ん切りをつけてくれたという意味では、むしろ感謝しているが)。おかげで僕も
いろいろな病院を渡り歩いてきたが、10ヶ月という最短記録を作った(ちなみに
辞表を出してからも、就業規則とやらで3ヶ月縛られた。法律の知識がついた今では、
弁護士を立てて断固戦うべきだったと後悔している)。

でこの最高の反面教師であるクサレ院長だが、僕に「カルテを長々と書くな」と、昨今の
医療訴訟の事を全く知らないのを露呈する的外れ説教をしくさった後で、こうほざいた。

「老人の言う事は、適当に聞き流せばいい」と。

その時はこの意味が全く分からなかったが、「本ぎき」と「半ぎき」の話を読んだ今では、
理解は出来る(肯定はしないが)。

つまり彼が言いたかったのは、「老人と建設的な議論が出来ると思うな。そんな
インテリジェンスは彼等には無い。」という事だろう。

確かに老人に限らず、そういうレベルの人達はゴマンといる。しかし僕は、そういう
レベルの人は相手にしたくない(そういう人には、そういう人のための医者がいる)。

それで食えないのなら、食える場所を探すだけだ。

ちなみにこの病院は、その後つぶれた。まあ当然だろう。まずまともな内科医は定着しない
病院だから(他のどこでも雇ってもらえない内科医は別だろうが)。


さて本題。今回は約束通り、小野リサさん(以下単に「リサさん」)の話をしよう。

たぶんリサさんは、今まで紹介したアーティストの中で、ダントツに知名度の高い
人だろう。もっと早く紹介したほうが良かったかも知れぬ。

実際僕も以前言った通り、小野リサさんからボサの道に入った一人だ。そこから源流に
さかのぼって行った。

今でもボサの曲を覚えるとき、大体はナラやジョアンをお手本にするが、いいお手本がない
曲のときはリサさんをお手本にしている( "Ela e Carioca" とか)。

リサさんのどこが素晴らしいかと言うと全ていいのだが、やはり一番はあの声だろう。
これも以前言った通り、ジョビンも言っている。

「どうして一緒にレコーディングしたかって? リサの声が素晴らしかったからさ!」と。

もちろん曲も詞も素晴らしいものをたくさん書いているし(詞はポルトガル語!さすが
ブラジル育ち)、ギターの腕も素晴らしい。

ギターといえば、大貫妙子さんの「プリッシマ」と言うアルバムが昔有ったが、この
アルバムにボサ風のナンバーが入っていた(これがまたいい曲で、昔ライヴでも歌った事が
ある)。その時は「ああ、女の人がギターを弾いてるな」と思っていただけだが、のちに
クレジットを読み返してリサさんである事を知り、「ああなるほど」と思った。

まずはこのアルバムを聴いてみて欲しい。

Boas Festas(東芝EMI)

これを選んだのは、クリスマスアルバムでありタイムリーだからだ。
"(Let It Snow)3", "White Christmas", "Ave Maria", "Silent Night" など、
定番がしっかり入っている。

もちろんリサさんの魅力は、とてもこんなものでは無い。だから続きは次回。



最後まで読んでくれて、本当に有難う。ご意見、ご感想等は

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(ここで紹介させてもらう事が有るので、それを希望されない方は
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