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     歌う医学博士・Hideが行く
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  Vol.80. 横浜は夜の5時52分 (ボサノヴァ講座・特別編その9)
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こんにちは。Hideです。


まずは前回のアンケートにご協力下さった方、どうも有り難う。


それと先週、予告なしに休刊してしまった。どうもすみません。7日ゴルフでしたもので。
でも考えてみれば、、ゴルフの前日は予告なしに休刊するかも知れない事は、
以前にも言いましたんでまあ許して下さい。

ちなみにゴルフは、4日前と前日と、だめ押しに当日の朝にも練習したにもかかわらず、
さんざんだった。やはり基本的に、僕はスポーツには向いていないのだろう。
ただ15ホール回ったところで、降雪コールドになったおかげで、記録には
残らなかったのは幸いだったが(ふだんのスコアで、ハンディキャップが決まる)。


病院の方は、やっと休み休み仕事出来るようになってきた。以前にも言った通り、
医者の仕事には、やはりある程度の余裕が必要だ。どんな重症患者さんが、
いつ救急で来られるか分からないし、入院患者さんがいつ急変されるか分からない。
「無用の用」もあるものだ。

仕事量が減ったのは、風邪やそれをこじらしたりしての肺炎が減ったおかげだろう。
風邪が減れば、心不全等も減る。「風邪は万病の元」という言葉には、二理も三理もある。


病院関係でもう一つ。不特定多数の方に初めて発表するが、いよいよ8月から、
クリニックで週4日働く事になった。病院の方は週2日、非常勤になる。

そういうわけで、前にも言った通りあの病院から足を抜きたいので(早起きしてまで
行く値打ちがある病院でもない)、週2日(土曜以外)、非常勤で僕を雇ってくれる
病院等を募集する。

これを読んでいらっしゃる、非常勤の内科医を募集中の病院の(他の医療機関も可)
職員の方、

hide@helio-trope.com

までご連絡下さい。今の所、3年間仕事させて頂くつもりです。富田林市周辺が
ベストですが、大阪市や堺市と逆の方角なら遠方も可です。ですから和歌山県や
奈良県でも可です。


では宣伝はこのくらいにして、本題に入ろう。

ボサノヴァの権化は、椅子に腰をおろすと、ガットギターを抱えた。

ラテン音楽雑誌「ラティーナ」によると、時はまさに5時52分。

ブラジル音楽の生ける伝説が、ギターを弾いて歌い始めた。

その曲は、忘れもしない "Samba de Uma Nota So" (いわゆる「ワンノートサンバ」)
だった。

彼の何枚ものライヴアルバムで(僕のHP

http://www.helio-trope.com/

の、「メールマガジンバックナンバー」のVol.35. ボサノヴァ講座・初級編
(完全版)
を乞うご高覧)、何十回、いやことにによると何百回聴いたか分からない
それと、僕にはそっくりそのまま、同じ雰囲気に聞こえた。

もしかしたら、それは僕の耳が未熟だからかも知れない。と言うのは、
パンフレットにはこんな事が書いてあったからだ(以下引用)。

同じ歌詞を何度も繰り返しているようでいてそのたびに違えて見せる歌とギターによる
リズムのコンビネーション、「どれが一番好きかな?」ジョアンが聴衆に語りかけて
いるように思えます。(引用終わり)

これはジョアンのディスコグラフィーの、"Joao Gilberto Live At The
19th Montreux Jazz Festival" というアルバムの所の解説文の一部だ。

つまり、同じ歌を同じように弾き語っているように見えても、そのステージごとに、
いや1コーラスごとに、ジョアンは微妙な差をつけているという事だろう。

そう言えば同じような事を、本町にあるブラジル音楽のダイニング・バー
「カイピリーニャ」の常連さんの一人も、そこの掲示板に書いていた。
この人はパーカッショニストで、ジョアンの全公演を観たらしい。
なかなか気合の入った人だ(カイピの事は、

http://www.geocities.jp/caipitan/home/top.htm

を乞うご高覧)。


残念ながら、僕の耳はそこまで鋭くはない。

ただ僕は 間違いなく本物の生きたジョアンがそこにいて、今日この場所で、
僕らと同じ空気を呼吸し、そして疑いなく、僕らのためにギターを弾いて歌っている、
その事実だけで、もう何も言う事はなかった。

"Wave" (ウエイヴ(波)), "Samba do Aviao" (ジェット機のサンバ),
"Corcovado" (コルコヴァード), "Adeus America" と、
名曲の数々が演奏されていく。

"Corcovado" は、実は僕にとってはとても大切な曲だ。

どう大切なのかは、長くなって来たので次回。20日は祝日なので、27日をお楽しみに。



最後まで読んでくれて、本当に有難う。ご意見、ご感想、ご質問等は

hide@helio-trope.com

までどうぞ。「こんな話が聞きたい」というリクエストも大歓迎だ。
(ここで紹介させてもらう事が有るので、それを希望されない方は
乞うご明記)


それとくどいようだが、このメルマのバックナンバーが、僕のHPで読めるので、

http://www.helio-trope.com/

の、「メールマガジンバックナンバー」を乞うご高覧。デワマタ。