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     歌う医学博士・Hideが行く
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  Vol.36. オペラハウスの華、タマール・イヴェーリ
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こんにちは。Hideです。


まずはVol.33のアンケートにご協力下さった方々、どうも有り難う。

としさんからは、コメントも頂いた。重ねて有難う。

まあ音楽ネタを読みたい方もやはりいらっしゃるので(特にボサ?)、引き続き書かせて
頂く事にする。


それとまあこさんから、メールを頂いた。ご感想も入っているので、ご本人の了承を
得た上で公開する。

> Subject: 寒中 お見舞い申し上げます


>  ヒデ様へ
>
>  こんにちは ○○(Hide註:まあこさんの本名、以下略)です。
> 年賀状 どうもありがとうございました 返事 遅くなってごめんなさい。
> 私は、高校生の時ぐらいからでしょうか、年賀状を書くのをやめました。
> どうしてと言われれば メンドクサイ からでしょうねぇ。
> 誰もが メンドクサイ と言っているけど、書いてしまうのって、どうよ?
> と思うところもあったのでしょうかね。 今は分かりませんが。
>
>  楽なもので、年賀状を書く時間が違うことに使えるようになりました。
> とは言え、届けば嬉しいもので、まさかヒデ様から、送っていただけるだなんて
> どうも、ありがとうございました。
>
>  そして、ご挨拶が遅れた訳ですが
> 私の年賀状のチェックが、今年は今日だったからなのです。
> 父に読んでもらいました。
>
>  本当に、ビックリしました。
> ヒデ様は、キッチリした人なんですねぇ。 (決してイヤミじゃないですよ。)
> なんか、余計なお世話ですが、世の中、腹立つことが多くないですか?
> 私も、変なところで、キッチリしてしまうので、なんかイライラしてしまう
> 事が多いんですよね。
>
>  さて、今年は会えたらいいですね。
> 私は、そちらの都合に合わせますよ。
> ヒデ様の都合の良い頃をお考え下さいね。
>
>  あ、それから このあいだのメルマガの感想は
> 一言 「なんか、ストレス堪ってソウやなぁ」 でした。
>
> これも余計なお世話ですが、ストレスは堪るもんだから、何処かで発散して
> 下さいね。
>
>  それでは、今年もヨロシク お願いします。
>
>


僕の返事は以下の通りだ。

亀レスですみません。ここの所病院が忙しいのが全く改善されず、
昨日もレスする気力が無かったものでして。

>  こんにちは ○○です。
こんにちは。

> 年賀状 どうもありがとうございました
どういたしまして。

> 返事 遅くなってごめんなさい。
別に気にしてませんよ。

> 私は、高校生の時ぐらいからでしょうか、年賀状を書くのをやめました。
> どうしてと言われれば メンドクサイ からでしょうねぇ。
> 誰もが メンドクサイ と言っているけど、書いてしまうのって、どうよ?
> と思うところもあったのでしょうかね。 今は分かりませんが。
実は僕も以前そうでした。その理由は、年賀状は本来お年始回りの
代用であって、それを50円のハガキ1枚で済ませるというのは、
特に近くの人の場合は失礼ではないかという事でした。

しかし肝心のお年始回りをしていませんし、それに結構正月早々
押しかけられる方も迷惑かも知れないと思って、やはり年賀状を
出す事にしています。

>  そして、ご挨拶が遅れた訳ですが
> 私の年賀状のチェックが、今年は今日だったからなのです。
> 父に読んでもらいました。
分かりました。

>  本当に、ビックリしました。
> ヒデ様は、キッチリした人なんですねぇ。 (決してイヤミじゃないですよ。)
まあそういう面もありますけどね(特に医療と音楽については)。

> なんか、余計なお世話ですが、世の中、腹立つことが多くないですか?
> 私も、変なところで、キッチリしてしまうので、なんかイライラしてしまう
> 事が多いんですよね。
あなたも真面目過ぎるのかも知れませんね(僕もよくそう言われますけど)。

>  さて、今年は会えたらいいですね。
はい。どちらかのライヴ会場でお会いしましょう。

>  あ、それから このあいだのメルマガの感想は
> 一言 「なんか、ストレス堪ってソウやなぁ」 でした。
全くその通りです。今日のメルマには書きそびれましたが、先述の通り
病院が忙しいのが全く改善されません。やっと風邪が下火になってくれたと
思ったら、今度は病棟に受け持ち患者さんがどんどん増えますし、それも
重症の方が多いです。まあそれが総合病院の仕事だと言われれば
それまでですが、週3日で入院患者さんを19人診るのは(それも
外来を4コマと、救急当番を1コマ持ちながらでは)、やはりちょっと
辛いものが有ります。

15日(非番の日です)には院長が、「主治医なんやから患者さんの家族への
転院の説明に出て来い」みたいな事を言い出しまして、ついに僕もキレました。
16日事務長に、「呼び出されるのが当たり前の主治医ならもう出来ない」と
はっきり言いました。

> これも余計なお世話ですが、ストレスは堪るもんだから、何処かで発散して
> 下さいね。
そうしたいです。そうしたいですがね。

もう入院患者さんを持つのはやめさせてもらうかもしれません。「そういう
形だけ、頭数稼ぎだけの常勤にするか、それが無理なら週2日非常勤に
してくれ」と、それも事務長にはっきり言いました。

>  それでは、今年もヨロシク お願いします。
こちらこそ宜しくお願いします。

ところでこのやりとりも、ネタに使わせて頂いて宜しいでしょうか。
またご連絡下さい。

それではまたお会い出来ます日まで、どうかお元気で。(返事は以上)


ちなみにこの話には後日たん(この漢字は変換が出来ない...。)が有る。

まず病院の仕事のほうだが、やっとやって行けそうな感じがしてきた。
最重症の患者さんは転院させたし、重症の患者さんたちも何人かは回復傾向だ
(何人かは平行線だが)。風邪ラッシュもほぼ終わってくれた(それでも一昨日は、
8時前まで回診は終わらなかったが)。

次に勤務形態の件は、結局ほとんど現状維持になった。院長も納得はしていないようだ
。まあ別にこっちはクビならクビで結構だが。非番の日に、もしクリニックの仕事に
かからないとしても、高速代もガソリン代も出ないのに病院に行くほどの使命感もない
(元日と2日はそれでも、どこの誰とも知らない当直医に任せるのは不安なので行ったが)。

ただ月曜の夜診は、無くなるかも知れないという事だった。それが本当なら、
少しは次のライヴに向けての弾き語りの練習をする時間も出来そうだが。


話は変わるが、3日と19日フェスでオペラを観てきた。どちらも
ポーランド国立歌劇場の、それぞれ「トウーランドット」と「オテロ」だ。

前者は特に、ここで取り上げるほどの価値は無い。ただ前の方の席だったので、
一瞬だけだったが歌手の息継ぎとかも伝わって来たのは良かった。7月も「アイーダ」を
観に行く予定だが、右端でも前の席だったので、良かったのかも知れぬ。

後者について言えば、ポスト三大テノールの一人との呼び声も高い、ホセ・クーラの
タイトル・ロール(オペラ用語で、題と同じ名前の役)はさすがに良かった。

しかし思わぬ拾い物だったのが、デスデモーナ(オテロの妻)の役の
タマール・イヴェーリという人だった。

デスデモーナというのは、ストーリー上それなりのルックスでないと説得力が
無いのだが、この点は十分すぎるほどクリアーしていた。しかも単なる見掛け倒しでは
ないどころか、声質もピアニッシモのところの表現力も、とにかく素晴らしかった。
この役は当たり役のようで、さもありなんと思った。きっと将来、大歌手になるだろう。


ジョイスの話だが、ここまでで精力を使い果たしてしまったので、また次回に
して欲しい。申し訳ない。重ねて申し訳ないが、来週は休ませてもらう。悪しからず。
2月8日をお楽しみに。



最後まで読んでくれて、本当に有難う。ご意見、ご感想等は

hide@helio-trope.com

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(ここで紹介させてもらう事が有るので、それを希望されない方は
乞うご明記)


それとこのメルマのバックナンバーが、僕のHPで読めるので、

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