1.HelioとHide両方でやっている曲




     Babylon

不器用なこの俺を 笑うなら笑ってくれ
こんなにも好きな君に 何も言えないなんて

グランドピアノに 打ち込む想い
君に届くように 祈りを込めて

遠くに煙る 街の灯かり
遥かな国へと 二人を誘う

Babylon 旅に出よう
Billion 十億の夜を
呑み込んだ 伝説の あの街まで

Babylon そこはParadice
Trillion 一兆の歩み
踏み越えて 二人だけの 世界へ

 →この曲は、僕のテーマソングと言っても過言ではないでしょう。 '87年に書いた曲で、未だに歌ってます。この曲を歌うたび、僕は今までこの曲をいっしょにやってくれた、数々の仲間達の事を思い出さずにはいられないのです.






     The Torch Song

街角のラジオから 聴こえてきたあの声
行く人は急ぎ足 十二月のペイヴメント

八月の砂浜で 果てなく求め合い
お互いを呼び合った あの日が身体熱くする

何処にいるの 別れ告げず
消えたあなた 一人の冬

白い雪舞い落ちる 凍てつく窓の外に
果てしなく降り積もる 街並み覆うように

カシミアのセーターも カップのホットミルクも
エアコンも凍てついた 心を融かすことはない

誰といるの 同じ空を
見てるのでしょう あなたも今

Ah、海をバックに
Ah、二人の写真
Uh、小麦色した
Uh、肌が眩しい

Ah、明日の事など
Ah、思いもせずに
Uh、愛して燃えた
Uh、あの夏の日々

もう二度と 戻らないの

街角の...

 →女の人の立場で、失恋を歌う曲です(僕の曲の中では珍しいです)。しかし僕は、歌い手の
醍醐味は(少なくともその一つは)、人様の人生を盗み取る事だと思ってます。この歌を歌うたび僕は、「今日は女の人の人生を、4分間盗み取れたかなあ?」と思うのです(ちなみに、僕はヘテロセクシュアルです。念のため)。

なお "Torch Song"とは、失恋や片想いなどの哀しいラヴソングの事です。僕は今まで、どちらかと言うと悲しい恋の方が多かったので、,どうしてもこういう歌が多くなってしまうのですね(もちろん「失恋はラヴソングの王道だ」と、ハウントドッグの大友康平さんも言ってますが...)。






歩いて行こう

なつかしい記憶 忘れ得ぬ時代
年端も行かない頃の

別々に生まれ 別々に育ち
二人あの街で 出逢い

いくつもの季節 共に生きて来た
追い風の時も 向かい風の時も 二人して

今でも 想い出す
過ぎ去った 時代の一コマ

僕らは 手を取って
歩いて行こう 次の時代(とき)へ

→'01年の8月に出来た曲です。とは言っても曲は '00年から有ったのですが、最初の1行以外の詞がなかなか書けませんでした。

最初の1行は、「来年があるさ」(ドリス・カーンズ・グッドウイン著、ベースボール・マガジン社)という本の帯にあったものです。この本は、少女時代ブルックリン・ドジャース(現ロサンゼルス・ドジャース)の熱狂的ファンだった歴史学者の著者が、ドジャースの事や、自分を取り巻く当時のアメリカ社会の事、そして古き良き時代のアメリカの野球の事を書いた本です。なかなか読みごたえが有り、お勧めです。



   

遠くに在りて君を想ふ

子供達がはしゃぐ声が 空高く駆けるよ
遠く響く列車の音 何処へ行くというの
この国で 生きている

夏が過ぎて秋が巡り 冬は春に変わる
街を歩く女達が 笑いさざめいてる
この街で 生きている

遠くにいる君のことを 今日も一人想う
いつか一つ屋根の下で 二人暮らせるはず

流行り歌が市場の中 流れては消えるよ
服や靴が 帽子達が 店先を彩る
この時を 生きている

逢えない日々 胸をこがし 夜は長いけれど
君の夢を かなえたくて 今はただそれだけ

Oh, 君は僕のもので
Yeah, 僕は君のものさ
誓い合った あの日の事
胸に抱き待ってるのさ

Oh, この世界の中で
Yeah, たった二人だけさ
どんな船も 港目指し
海を渡り続けるのさ

 →'01年の11月に、Helioのライヴで初演しました。僕の住んでいる街の風景を歌い込んでいます。生まれた街を愛する気持ちが、国を愛する気持ちにつながって行くのかも知れませんね。







 ここへおいで

抱きしめた時 潮の香りがした
唇を重ねて 身体も重ね合ったね

あの夏の日を 思い出すそのたび
今すぐ君のもと 飛んで行きたくなるのさ

ここへおいで そばにおいで
どんな時でも

守りたい 抱きしめたい

君の全てを

ここへおいで そばにおいで
どんな人でも

出来やしない なれやしない
君の代わりは

苦しい 切ない
一人の 冬は

 →遠くにいる彼女のことを思うという、僕の大好きなパターンの曲です。メロディーと歌い方は、ちょっと山崎まさよしさんを意識したのですが、昔の仲間からは「イーグルスのようだ」と言われました。本当かどうかは、ライヴを聴きにいらして下さい(「ライヴ速報」のページをご参照下さい)。

ちなみにこの曲ではないのですが、「歌詞が生々しすぎていやらしい」とおっしゃったお客さんが昔いらっしゃいました。確かに僕自身、セックスの事を歌うのには勇気が要ります。しかし大人の男と女がお互いを好きになれば、そうなるのは自然の成り行きですし、そこをあまり避けて通るのもかえって不自然な気はします。もちろん、ラヴソング全てでそういう事を露骨に歌っているのであれば、話はまた別でしょうが。どんなものでしょうか。




    

Memories

暇つぶしのつもりで 一人入ったCafe
名も知らないあの歌 スピーカーからこぼれる

懐かしい友達に 街で出逢ったように
過ぎ去ったあの日々が 胸によみがえる

あの頃全てが 輝いて見えた
何にも終わりは 来ないと思った

I never long for memories
振り返らず 行こう
I never long for memories
あの日々は 戻らない

→これは、実体験から出来た詞です。名前は知らないけども妙に耳に残ってる曲って、
あなたにも無いでしょうか。京都にいた頃、高校の頃のクラスメートと鴨川べりで
偶然出会った事も歌い込んでみました。

ちなみに名前を知らない曲ではないのですが、いつか喫茶店で聴いた
シンディー・ローパーさんの"Time After Time" を誰かがカヴァーしている演奏は、
すごくカッコよかったです(この体験も下敷きになりました)。誰かアーティスト名に
お心当たりがありましたら、どうか教えて下さい(もしかしたら、"everything but girl" かもと、
その後の調査でどうやら判明しました)。



    

 一緒に行こう

遠くの国で 近くの国で
血で血を洗う 争いが続いてる

平和すぎるね この国にいると
大切なものを 見失いそうになる

一緒に行こう どこへ行けばいいか
分からないけれども ここと違うどこかへ

骨の形が 外から見えそうな
子供が空ろな 目で坐りこんでいる

こんな遠くで 僕に出来る事は
ポケットのコインを 送ることだけなのさ

一緒に行こう どこへ行けばいいか
分からないけれども ここと違うどこかへ

痛む胸は 僕も君も
きっと同じ そう思うから

愛だけじゃ地球を 救えないけれども
それでも人のこと 信じていきたい
優しくなりたい

 →Hideのライヴに欠かせない、メッセージソングのうちの一曲です。世界中のあちこちで
今日も、「ほんまにようもあきもせんと」 (ここだけ大阪弁になってしまいますが) 
殺し合いをやってますし、何の罪も無い子供たちが、病気や飢えでバタバタと死んでいますが、
そんな状況に対して、自分がほとんど何も出来ないはがゆさを歌った曲です。

話はそれますが、山下達郎さんの "The War Song" という反戦歌があります。
メッセージソングなのですが、音楽作品としての価値も素晴らしいです(と言うか、
僕はメッセージソングだからと言って、楽曲としてのクオリティーが低いのは許されないと
思ってますが)。もし宜しければ、一度聴いてみて下さい。あの曲のような、素晴らしい
メッセージソングを作るのが僕の夢なのですが...。