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     歌う医学博士・Hideが行く
                        */

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  Vol.107. 愛国のデュエット
        〜Hide・marioヴァーチャル対談〜 (その3)
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こんにちは。Hideです。


まずは前回のアンケートにご協力下さった方、どうも有り難う。


さてクリニックでの仕事が、非常に忙しくなってきた。うれしい悲鳴だ。

あんまり忙しいのでメルマも出せないし(笑)、午前診の看護婦さんの仕事量が限界に
達したので、看護助手さんを雇うことにしたくらいだ(クリニックの話は、いずれ
もっと詳しくしよう)。

患者さんの数自体は、そんなに増えてはいないのだが、内容が濃いいのだと思う。
収入も、確実に増えているので。多分、市の健診が増えたりとか、採血を増やしたり
(と言うか、もともと親父の診ていた患者さんのそれが少なかったのだが)したからだろう。

なじみの患者さんの待ち時間が、長くなってしょうがないので、おとといからついに、
完全予約制に踏み切った。まるで、歯医者さんのように。

そういうわけで、僕の友人・知人の皆さん、今まで「富田林で内科医が必要な人がいたら、
うちを勧めて下さい」と言ってましたが、もう余り新しい患者さんは要りませんので
(特に、僕と合わない方はお断りします)、その旨宜しくお願いします。


それでは本題。前回の最後のメールは8月10日付だが、次のmarioさんのメールは
8月12日付だ(以下引用)。

Hideさんこんにちわ

レス遅れて申し訳ありません。
こちらは本日から盆休みに入りました。
先ほどTVニュースで東京都杉並区の歴史教科書採択会議と、その周辺(駅前)での
扶桑社歴史教科書賛成派と反対派の市民が睨み合う映像が流れておりました。
まだ会議は続いており採択は決まっていないようです。

戦争に対する僕の考えを述べますと・・・

まず、自衛と侵略の区別が非常に大切だと思います。
多くの日本人は「戦争」とか「軍事」とか言う言葉に対してきちんと向き合えず
過度のアレルギー反応を起こしているだけの思考停止状態にあるのではないでしょうか。
その結果、多くの人が
>「戦争は自衛・侵略にかかわらず、二度としてはいけないのだ」
と言う考えに陥ってしまうのでしょう。
「戦争が出来る国」になる事の何が悪いと言うのでしょうか。
悪いのは他国を侵略する事、またはそれを肯定する事です。
僕は決して
>「だから、どんな戦争にも勝てるだけの軍事力を持たねばならぬのだ」
という考えが間違っているとも過激であるとも思いません。

扶桑社教科書採択に反対する市民グループは(殆どいわゆるプロ市民とか○○派なん
でしょうが)「子供たちを戦場に送る教科書は反対」と言っています。
しかしそれなら、「子供たちを戦場に送りたくないのなら、日本を戦場にさせない事も
考えろ」と言いたいのです。
非武装中立論など侵略する側から見れば、あれほど好都合なものはないでしょう。
例の「愚かな政党」(笑)も最近はあまり表だって言わなくなりましたが、基本的な
スタンスは何も変わっていませんね。

大体お判りかと思いますが、僕の戦争に対する考えはHideさんとほぼ同じです。

次のカンタは今のところ参加の予定です。極力参加します。
では。

mario

(引用終わり)


僕の返事は、以下の通りだ(以下引用)。

昨日から盆休みで、しかも風邪を引いてますので、昼寝ばかりしています。この休みに
曲を作りたいと思っていたのですが、どうやら無理かも...(後日たん:
結局オリジナルの新曲が1曲出来たので、来月のライヴで出す。乞うご期待)。

> Hideさんこんにちわ
こんにちは。

> レス遅れて申し訳ありません。
とんでもないです。相変わらず即レスですね。

> まだ会議は続いており採択は決まっていないようです。
日本は民主主義の国ですから、どこかの国々と違って、いろんな意見の
教科書(に限らず、本)があってしかるべきだと思うんですけどね。

> まず、自衛と侵略の区別が非常に大切だと思います。
そうですね。

> 多くの日本人は「戦争」とか「軍事」とか言う言葉に対してきちんと向き合えず
> 過度のアレルギー反応を起こしているだけの思考停止状態にあるのではないでしょうか。
全くその通りです。軍事について知る事なくして、平和はないんですけどね。
病気について知ることなくして、健康を守れないのと同じです。

> その結果、多くの人が
> >「戦争は自衛・侵略にかかわらず、二度としてはいけないのだ」
> と言う考えに陥ってしまうのでしょう。
そうですね。

> 悪いのは他国を侵略する事、またはそれを肯定する事です。
まあもちろん、自衛と称して侵略戦争をやって来た国も、歴史上
たくさんあるんですけどね。

ただそれは昔の話で、今は戦争やって領土が増えるような時代じゃ
ないですからね。(第一次)湾岸戦争がいい例ですね(僕はいわゆる
「イラク戦争」は、「第二次湾岸戦争」と呼ぶべきだと思ってます。
だって第一次がなければ、第二次はなかったわけですからね)。

第二次湾岸戦争は、アメリカにとって自衛戦争かどうかは議論の余地が
あると思いますが、クウエートにとってはほとんど自衛戦争ではないかと
僕は思ってます。どう思いますか?

> 僕は決して
> >「だから、どんな戦争にも勝てるだけの軍事力を持たねばならぬのだ」
> という考えが間違っているとも過激であるとも思いません。
ただ現実問題、不可能じゃないでしょうか。

まあもちろん、最悪の事態に備えると言う考え方は大切ですけど、
だからと言って、アメリカに戦争で勝つ方法があるとも思えませんしね。

とりあえず日米安保は堅持しつつ、少なくとも通常兵器では中国の侵略から
独力で防衛できる戦力を持つくらいが、現実的な選択ではないでしょうか
(攻撃する方は、防衛する方の3倍の戦力を持たねばならないというのが、
軍事の常識ですからね)。

> 扶桑社教科書採択に反対する市民グループは(殆どいわゆるプロ市民とか○○派なん
> でしょうが)
そういう感じがしますね、見るからに。

> 「子供たちを戦場に送りたくないのなら、日本を戦場にさせない事も考えろ」
> と言いたいのです。
全くその通りですね。

> 非武装中立論など侵略する側から見れば、あれほど好都合なものはないでしょう。
と言うか、「非武装中立」自体、矛盾に貫かれた言葉です。

だって中立国は、交戦当事国の軍隊に、その領土等を通過させては
いけないんですからね。だから、武装無くして中立は有り得ないんです。

> 例の「愚かな政党」(笑)も最近はあまり表だって言わなくなりましたが、基本的な
> スタンスは何も変わっていませんね。
そうですね。××党は△△党ほどバカじゃありませんから、そこまで露骨な事は
言いませんが、心の中では思っているでしょうね。

> 大体お判りかと思いますが、僕の戦争に対する考えはHideさんとほぼ同じです。
そのようですね。

> 次のカンタは今のところ参加の予定です。極力参加します。
浴衣を探しておきましょうか(笑)。

> では。
はい、また。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
Hide

(引用終わり)


そのまたご返事(以下引用)。

Hideさんこんばんわ

公約(?)どおり、靖国へ参拝してまいりました。
14日に東京入りし、その日は東京ドームで巨人vs阪神を観戦、夜は渋谷のカプセル
ホテルに泊まりました。
そして15日、AM10:00ごろ靖国に到着し、大村益次郎銅像下に「西村眞悟の
会」のノボリを発見、
スタッフに玉串料500円を支払いブルーリボンのステッカーを受け取りました。
予想以上に人が集まったようで西村真悟氏の支持者(私を含む)は3グループに
分かれての昇殿参拝となり僕は2グループ目に入りました。1グループ目が
本殿で昇殿している間、僕等は拝殿内で座って待っておりました。
そして、1グループ目が終わった時、「皆で靖国神社を参拝する超党派の会」が本殿
に入り参拝、この様子はTVニュースでも放映されており、左端に彼等が参拝を終えるのを
待っている西村氏の様子も映っていました。
自分も始めての靖国で昇殿参拝する事が出来、そして参加者全員が本殿内で西村氏と
握手、西村氏の右手は倍くらいに腫れ上がっておりました。
支持者を何百人も率いて参拝したのはおそらく西村議員だけでしょう、
こんなことマスコミは報道しませんが。
改めて、西村議員への尊敬の想いが強まった一日でした。
そして、小泉総理には心底失望しました。今日靖国を参拝しなかった事は
まだ許せるが、村山談話を凌駕する自虐の弁は呆れ果てました。

遊就館も行きました、予想以上に内容が濃く日本史全体を扱った内容に
驚嘆しました。
時間の関係で最後の方はちょっと駆け足だったのですが、それでも1時間半は居ました。

九段下の駅周辺から機動隊が警備しており、厳戒態勢でしたが
凱旋右翼は完全にシャットアウトされていたようでそれらしい出で立ちの人、凱旋車は
全く姿がありませんでした。
変な市民団体が神社の外でデモ行進していたらしいですが・・・

昼過ぎまでは好天に恵まれ、めちゃくちゃ暑かったです。
そして何より熱かった。こんなにも熱い気持ちの人たちが多く居れば、
日本もまだ立ち直れる、そんな気持ちにさせてれました。

家に帰ってTVを観ると、東京は嵐のような大雨、小泉総理に英霊が
怒っているのかと思いました。


>第二次湾岸戦争は、アメリカにとって自衛戦争かどうかは議論の余地が
>あると思いますが、クウエートにとってはほとんど自衛戦争ではないかと
>僕は思ってます。どう思いますか?

第一次湾岸戦争でアメリカはフセインの身柄を拘束していれば、こんな事には
ならなかったのでしょうが、残念ながら、アメリカを支持できません。
もちろんフランスに正義など微塵も感じませんが。
何より問題なのは、日本に選択の余地がないことでしょう。自衛隊のイラク派遣も
仕方なくってところですね。

では。

mario

(引用終わり)


そのまた返事(以下引用)。

> Hideさんこんばんわ
こんばんは。

> 公約(?)どおり、靖国へ参拝してまいりました。
お疲れさんでした。

> 14日に東京入りし、その日は東京ドームで巨人vs阪神を観戦
どちらがお好きですか?

>夜は渋谷のカプセルホテルに泊まりました。
カプセルは、「火事があった時危ない」とおふくろが言うんですが、
本当でしょうか?

> そして15日、AM10:00ごろ靖国に到着し、大村益次郎銅像下に
観ました、僕も(小林よしのりさんは、いつも裏門から入るので、
あれは観ないらしいですね)。

> スタッフに玉串料500円を支払い
500円でいいんですか?! 僕は巫女さんから、相場は2000円から
3000円と言われましたんで、5000円払いましたが(笑)。

> 予想以上に人が集まったようで
まあ愛国者は、たくさんいるという事ですね。いい事です。

> そして、1グループ目が終わった時、「皆で靖国神社を参拝する超党派の会」が
> 本殿に入り参拝、
えらい人たちを、生で見れてよかったですね。

> 握手、西村氏の右手は倍くらいに
> 腫れ上がっておりました。
本当ですか? ちょっと誇張入ってません?(笑)
本当でしたら、グローブみたいですね。

> 支持者を何百人も率いて参拝したのはおそらく西村議員だけでしょう、
> こんなことマスコミは報道しませんが。
大マスコミは、いろいろスポンサーへの配慮とかあるんでしょうね。

> 改めて、西村議員への尊敬の想いが強まった一日でした。
まあいろいろ言われてはいますけど、基本的には立派な人ですね。

> そして、小泉総理には心底失望しました。
そうですね。

>今日靖国を参拝しなかった事はまだ許せるが、
僕は許せませんけど。まさに "Chicken" ですね、彼は
( "Ballless" とも言いますか)。

> 村山談話を凌駕する自虐の弁は呆れ果てました。
まあただのモノマニアでしょう、あの人は。

> 遊就館も行きました、予想以上に内容が濃く日本史全体を扱った内容に驚嘆しました。
そうですね。

> 時間の関係で最後の方はちょっと駆け足だったのですが、それでも1時間半は居ました。
僕とか、3時間くらいいたような(笑)。但し、海軍カレーと海軍コーヒーの
時間も入れてですが(再笑)。

> そして何より熱かった。こんなにも熱い気持ちの人たちが多く居れば、日本もまだ
> 立ち直れる、そんな気持ちにさせてれました。
そうですね。

> 家に帰ってTVを観ると、東京は嵐のような大雨、小泉総理に英霊が
> 怒っているのかと思いました。
かも知れませんね。

> 第一次湾岸戦争でアメリカはフセインの身柄を拘束していれば、
> こんな事にはならなかったのでしょうが、
シュワルツコッフ将軍は、自伝の中でこう言っています。

「我々の湾岸における軍事行動に合法的根拠を与えた国連決議案の
意図はきわめてはっきりしている。──つまり、イラクの兵力をクエートから
駆逐することだ。我々はこの任務を達成するため、イラク領内に進攻することを
含め、必要な行動をとる権限を与えられていたけれども、イラク全土、
あるいはその首都バグダッドを占領する目的でイラク内に進入する権限は
全く与えられていなかったのである。」

> 残念ながら、アメリカを支持できません。もちろんフランスに正義など微塵も
> 感じませんが。
正義は、誰にあるとお思いですか?

> 何より問題なのは、日本に選択の余地がないことでしょう。自衛隊のイラク派遣も
> 仕方なくってところですね。
どうしたらいいんでしょうね? (小林よしのりさんには、秘策があるらしいですが
(苦笑))

> では。
はい、またお便り下さい。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
Hide


そのまたご返事(長くなって来たので、これでおしまい。以下引用)。

こんばんわ

西村真悟氏のHPによると、今回の参拝に集まった支持者は800人だったそうです。
つまり、西村氏は800人の国民を連れて参拝した訳です。
こんな議員が一人でも増えてくれる事を祈るばかりです。
玉串料は500円でしたよ。2000円から3000円が相場なんて
全然知りませんでした(笑)
小泉総理は3万円払ったそうですね。
西村氏の手は倍くらいに「ぶ厚く」なっておりました。面積は同じでした(笑)
800人と握手ですからね。
小林よしのり氏の靖国論は僕も購入して読みました。
ゴー宣シリーズは全部じゃないけど「戦争論」や「台湾論」は全て読みました。
小林氏の言う事も全てに賛同できるわけではないですが、「戦争論」(特に1と2)は
小中高と日教組の教師に半分洗脳されかかっていた僕の考えを本来あるべき姿に
導いてくれるのに大きく貢献してくれた文献だと思います。
最近は「マンガ嫌韓流」やこの15日に出版された「中国入門」も読みました。
まだまだ日本人が知らなければいけないことはたくさんありますね。

カプセルホテルは僕も今回初めてだったのですが、火事になったら危ないと言うのは
ホテル側の問題じゃないでしょうか。客からすれば普通のビジネスホテルでも同じの
ような気がしますが・・・
ただ、荷物は自分の就寝スペースとは別のフロアのロッカーに入れますので
万一の時は放棄するしかないかも知れません。

> 「我々の湾岸における軍事行動に合法的根拠を与えた国連決議案の
> 意図はきわめてはっきりしている。──つまり、イラクの兵力をクエートから
> 駆逐することだ。我々はこの任務を達成するため、イラク領内に進攻することを
> 含め、必要な行動をとる権限を与えられていたけれども、イラク全土、
> あるいはその首都バグダッドを占領する目的でイラク内に進入する権限は
> 全く与えられていなかったのである。」

なるほどこれは僕も知りませんでした、しかしその当時フセインがそのままイラクの
大統領に君臨し続けるのに非常に違和感を覚えました。

> 正義は、誰にあるとお思いですか?

渡部昇一氏曰く、あの戦争の本当の狙いはやはり、アメリカの石油利権にあるそうで
す。
大量破壊兵器云々も後付けの理由に聞こえますし・・・
(渡部氏はこの戦争を否定しているわけではありませんが)
「非人道的なフセイン政権をぶっ潰すための戦争」と言ってくれた方が、
まだ支持できたような気がします。
誰に正義があるのか、正直判りません。しかしクウェートは感謝しているようですね。
この戦争は非常に難しいです。

> どうしたらいいんでしょうね? (小林よしのりさんには、秘策があるらしいです
> が (苦笑))

諸悪の根源「憲法9条」を早急に破棄する事だと思います。

僕は物心ついた時から阪神ファン。掛布やラインバック、小林繁などが活躍していた
ころからずっとファンです。
小学校2年ぐらいまでは近鉄も応援していましたが、3年になると阪神一筋に
なりました。

明日から仕事が始まります(ちょっと憂鬱ですね(笑))
もう寝ます。

mario

(引用終わり)



最後まで読んでくれて、本当に有難う。ご意見、ご感想、ご質問等は

hide@helio-trope.com

までどうぞ。「こんな話が聞きたい」というリクエストも大歓迎だ。
(ここで紹介させてもらう事が有るので、それを希望されない方は
乞うご明記)


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